野焼きの際に周りの森林が燃えないように防火帯をつくるのだが、その防火帯のために幅約5〜10mの草を刈ることを輪地切りと言います。輪地切りの総距離は700kmで熊本から静岡までの距離に相当します。
野焼きのための防火帯である輪地切りで切った草を3〜4日置き、乾燥させたものを集め焼くことを輪地焼きといいます。
草原を放置すると藪化してしまうため火を入れて焼くことを野焼きといいます。牛馬のえさとなるススキやネザサなどの芽吹きを促し、ダニを駆除し、森林化を抑えます。毎年行われている野焼きには、延べ14,000人以上の人々の手によって支えられています。